特徴的なフロントディテールは道衣から着想を得て作成。シャツの構造を基本としながら、左右の布を重ね合わせた着用を想定したデザインは「洋」の中に「和」を感じさせる。
ミニマルな構造から生まれる「引き算の美」は日本的な「寂( さび)」の美意識と通じる。
素材
POLYESTER 100%
京都・西陣にて引箔製造を行う、西村商店との協業によるオリジナル図案。
琳派、とりわけ江戸時代中期を代表する画家のひとりである尾形光琳の名画【燕子花図】から着想を得て作成した。
伝統的な焼箔を背景に、刷毛ムラによって描かれた葉、刷毛を滑らせグラデーションをつくりながら描いた躍動的な燕子花をレイヤーさせ、現在進行形の琳派表現を試みた。
【 西村商店 】
1924 年 初代・西村実が金銀糸・引箔の製造業として創業。
二代目・西村修一は商いを金糸全般から、引箔専門に特化させ様々な引箔の表現を展開。
当代( 三代目)・西村直樹は先代達から継承した技術をもとに、多様な技法と美意識によって一期一会の色柄を生み出し、引箔の可能性を探求している。
※着用サイズ 178cm size 4
サイズスペック
【4】着丈‐79.5cm 身幅‐67.5cm 肩幅-51.0cm 袖丈-60.0cm